声が良すぎてあかん

シチュCDの感想をあげます。

👗👠🎃🕛自己解釈あらすじ

※この先の文章にはネタバレが含まれますので未視聴の方はお気を付けください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎おおまかなあらすじは公式サイト様でご確認ください。↓

chouchou0612.wixsite.com

 

 

 

 

 

今回の作品 うまく話を理解できなかったので、私自身物語を整理しながら、そしてある程度脚色した解釈で感想を書き進めていきたい!

と思ったので所々自己解釈を織り交ぜた物語のあらすじを書いていたら、なぜか手が止まらず3000文字を優に超えてしまったので、感想とは別に自己解釈あらすじとしてアップロードすることにしました。

読んでくださる方にはお手数をおかけする形になってしまうこと、本当に申し訳ございません。

 

ですが、自己解釈はほんの一部で、感想の方もこれを基にして書いてはいますがこれを読まなかったからと言って理解できない内容ではないのでこの後の内容は別に読まなくても大丈夫です。

特に視聴済みの方は一度聞いた内容がそのまま書かれているようなものですし、未視聴の方に至っては隅から隅までネタバレしてるようなものなのでお勧めしません。

 

でも、この話ってどんな流れだったっけ?とか、こういう解釈もあるのか!とか、読んでくださった方の意欲や期待などの手助けにほんの少しでもなれるのなら本望です。

 

 

解釈違いや聴き落としてるよ~という部分がありましたら、お気軽にこのブログのコメント欄、または私のTwitterアカウントへのリプライやマシュマロなどでご意見頂けるとありがたいです。

 

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※物語の発端から時系列を追って順番に書いているつもりです。

※基本的に神視点ですが、場面によっては一人称視点に切り替えたりしています。

 

 

 

 

灰の童話の世界は本来シンデレラという美しい少年を舞踏会に行かせることが目的の物語だったのだが、シンデレラやその兄(のちにミステリアスな先輩として登場)含む男たちが皆 魔女(ヒロイン)に恋をしてしまい、"舞踏会へ行く"という本来想定していた物語の道筋から大きく逸れる流れになってしまう。手に負えなくなった作者はシンデレラ以外の登場人物を別の物語へと転生させることで物語の修正を図ろうとするが、ひとり灰の童話の世界に残されたシンデレラは魔女を失ったことで落ち込み、様子がおかしくなってしまう。その様子を見かねた作者は全てを諦めこの物語を放棄することに決めた。

 

初恋の相手であり彼にとってはかけがえのない存在である魔女を失い、しまいには放棄されてしまった結末の無い灰の童話の世界で、シンデレラは身も心も灰をかぶったまま、魔女のことをずっと想い続けていた。

 

 

一方、別の世界(私たちの生活する現代に近いようだが、魔法を使える人物は存在するらしい)に飛ばされた魔女は、灰の童話の世界の記憶は忘れており、普通の会社員として毎日を過ごしていた。

ある日、会社のミステリアスな先輩から食事に誘われ一冊の童話の本をプレゼントされる。この先輩は以前からヒロインに好意を寄せており、彼女の童話好きを見かねて知り合いの古本屋の店主に童話の本を一冊見繕ってもらったらしい。

そんな先輩は童話にあまりいい印象が無いそうだが、読めば好きになるはず というヒロインの意見を聞いて一緒に本をめくって読むことになる。

その童話の題名は『灰の童話』。

 

"物語を放棄する___"そう書かれたあとがきを読み終えた頃、先輩は都合が悪そうに本を返せと焦り始める。だが、不思議な話になぜか強く心惹かれたヒロインは涙を流し、本を離そうとはしない。

その様子を見た先輩は意味深で蔑むような言葉を並べ連ね、「それじゃあ、もうさよならだね」とヒロインを"灰の童話の世界"へと飛ばしてしまう。

 

ヒロインは気付いていないようだったが、ミステリアスな先輩はかつて"シンデレラの兄"として灰の童話の世界に存在し、時にはシンデレラを虐げ、魔女であったヒロインに恋する人物の一人だったのである。

ヒロインと一緒に別の世界へ飛ばされた先輩は灰の童話の世界の記憶を取り戻していたため、自分の恋を叶えるべく彼女に必死にアプローチをかけていた。

だが、シンデレラだけが閉じ込められてしまった灰の童話に涙するヒロインを見て (自分がどれだけ彼女のことを欲しようが、彼女の気持ちは結局シンデレラに向けられるんだ)と悟った彼は、「僕を選ばない君は要らないから」と どこか寂しげな表情を押し殺して言い放ち、彼女を灰の世界へと飛ばしてしまったのだった。

 

 

灰の童話の世界に飛ばされたヒロインが石畳の街並みを歩いていると、「また会えてうれしい」と"シンデレラ"を名乗る少年に声を掛けられる。この世界では魔女だったことを覚えてる?と聞かれるも、依然として灰の童話の記憶は完全に忘れてしまっている様子のヒロイン。

肩が冷えているから と庭に大きなナツメの木がある家にヒロインを招き、彼女が灰の童話で過ごしていた時のことやそんな彼女のことをずっと想い続けていたんだという話を、再会出来たことがよほど嬉しいのか居ても立っても居られない様子で話すシンデレラ。

そのままシンデレラの家に泊まることになったヒロインは色んな不安からなかなか寝付けずにいると、そんな彼女を案じたシンデレラが隣で一緒に眠ってくれることになった。

次の日 朝食をどうするか話している流れで元居た世界ではどんな食べ物が好きだったの?と聞かれたヒロインだが、どうやら元居た世界の記憶が少ししか思い出せないらしく答えられない。

その様子を見たシンデレラは、"一方の記憶が無くなっていくときは、もう一方の記憶が蘇るとき"だと文献で読んだのに、灰の童話の記憶が蘇っているわけではないヒロインの状態に違和感を唱える。

その違和感の正体は"誰かが何らかの魔法を使いヒロインの灰の童話の記憶に封印をかけた"からではないかと言い始め、不安そうにするシンデレラ。そんな彼を慰めるために頭をなでるヒロイン。

彼女のその行動は魔女としてシンデレラと過ごしていた時と変わらない。

ならば、記憶はなくとも心の中にはシンデレラが存在しているということ。封印は完璧じゃない。なにかきっかけがあれば解けるはず。そう希望を見出すのであった。

 

 

ある日、「気付いたらここに居た」と言うヒロインは、一人森の中に居た。

そんな彼女の様子を見たシンデレラは"ドール"という言葉を口にする。

"ドール"とは "2つの記憶をどちらも失ったために自分の意思を無くし、世界の法則通りにしか動かない者" のことらしい。

今まさに"ドール"という存在へと近づいているヒロインを抱きしめ、キスをしたシンデレラは「どこかの童話の世界にあるお話。相手の体液を取り入れることで、運命の赤い糸はより強く結ばれるんだって。」「封印の力を壊しちゃうくらい、俺たちの赤い糸の絆で記憶を取り戻そうよ。」そう言って、大好きだよ。と、また愛の言葉を囁く。

 

手をつないで家に帰り、することはひとつ。

二人の赤い糸の絆を、強く結ぶことだけ_______。

 

 

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二人はたっぷり愛し合い、赤い糸の絆の力で封印は無事に_____

 

解けることは無かった。

 

愛し合っていく中で、ヒロインに対するシンデレラの激しく重たい愛情が露わになる。

 

ヒロインの2つの記憶に封印の魔法…"封印の"黒魔法""をかけたのは、

 

シンデレラだった。

 

 

_______…

 

自分の世界にはお姉さんしか居ないのに、お姉さんの中には自分の知らない世界がある。そのせいで、ここから居なくなりたい とか、元の世界に戻りたい とか…、お姉さんが意思を持ってしまって、また自分から離れていくことが、怖い。

灰の童話の記憶を取り戻したお姉さんから見た俺はきっと、あの時の少年の姿のままで、また子ども扱い。男として俺のことを見てくれることは無いかもしれない。

俺が欲しいのは、こうやって愛し合って、身も心も俺だけのものになったお姉さんなのに。

この世界に二人だけ、何に干渉されることもなく愛しあえればそれで良い。

 

 

__なら、何も感じない、意思も持たない。快楽だけを追い求める。

俺だけの"ドール"に、してしまえばいい。

それで良いんだ。それが幸せ、そのはず、だ。

 

…_______

 

 

 

ぐちゃぐちゃの感情に飲み込まれながら、ヒロインの奥に愛をそそぐことで封印の黒魔法を完成させたシンデレラ。

封印の黒魔法をかけられたヒロインは完全な"ドール"となり、シンデレラのことを思い出すことなど、もう無い。

 

 

 

 

 

 

…そのはずが、

意思を持たないはずのヒロインが、苦しそうなシンデレラのことを悲しげに見つめている。

そのまま、大切なものを守るかのように、彼のことを優しく抱きしめる。

 

「期待しちゃうよ、お姉さんの本能に。俺を、一人の男として好きになってるって…」

シンデレラのこの言葉に

 

「好きだよ」

そう返すヒロインは、意思を持たない"ドール"なんかには……見えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の記憶がどうなったのか、封印の黒魔法は本当にかかったのか?…それは今すぐには分からない。

 

 

 

二人の迎える結末が

Happy endなのか

あるいは…Merry badendなのか……?

 

 

それは

特典を買った人だけのお楽しみ。